水曜日, 6月 21, 2006

陶器の町常滑を散歩・・・。 2

6月8日 常滑の作家さんと久しぶりに話し その後車から途中で降ろしてもらい好奇心いっぱいに散歩を楽しむことにした。 小高い丘に向かって坂道を歩き出すと黒い木造づくりの大きな廃業となった製陶工場が点在するレトロな一角が現れてくる。 その跡地は作家達の工房になったり、ギャラリーやカフェに様変わりして、唯一昔を偲ばせる物は赤茶色の古ぼけたレンガの煙突でした。  しかしどこも生活の匂いがし ゆっくりと確実に現在を息ついたいる空気を感じながら直も奥に進むんで行くと 「まーぁ可愛い誰が作ったものかなー?ユニークな怪獣たちがおどけてる・・・?」
中にあった「ギャラリーいそむら」には今回お会いしたレンタル工房の作家さん達の作品展が行われていました。  しばらく行くと
いい匂いがするなーぁ  おだんごを焼いた美味しそうな・に・お・い!
だんご茶屋の前を通る おばさんがおいしいわよって声を掛けてくれたが・・・・それは酷というもんだ(苦笑い)。
しばらく行くと廻船問屋の瀧田屋の屋敷が保存されている。 常滑は海に近い、江戸時代からの廻船問屋の当時の繁栄ぶりを顧みることができる。   あちらこちらで 土管が積まれてあったり 塀代わりに使われている風景が見られるがこの一角には「土管坂」と証した道が続く 流石常滑を感じさせ坂道だ! 歩道の模様のように見えるのが埋め込まれた土管たち。 私が通り過ぎた後でモデルさんたちがツーショットで撮影をし始めています なかなか絵になっていますね!
少し進むと町を見下ろす感じで小高い丘に立っている景色です。
そろそろ「登り窯展示工房館」に出ます、 ここはちょうど登窯の内部に入りこんだ状態に再現されてあり内部の様子がわかります。
いよいよ10本煙突の登り窯に来ました、 ちょうど窯の上部から見下ろすことができる様に石段が廻りこんであります、 当時は大きな登り窯をフルに炊き上げて土管をどんどん出荷していたのでしょう
窯の前に荷車が置いてありました。 20度の斜面地に8つの焼成室を連ねる窯で明治20年築窯され 昭和49年1月に最後に操業を停止したそうです。
それ以降は石炭窯が普及していきます。  どんなものにも時代の流れはあり進化があれば必ず
消え去っていくものがあることを この静かな登り窯を見ていると感じさせられました。
「国指定重要有形民俗文化財  登り窯」。
散歩堂の坂を下って行くと以前に見たことがある場所でした、 私の付き合いのあるもう一人の作家さんのお宅の前に出ました、本当に偶然なのでが・・・
どうやら彼女は工房で仕事をしているようです。 ちょっと声を掛けてお邪魔をしました。 約1ケ月ぶりの再会です。
駅付近まで送って頂き彼女のも別れて常滑では大きい「ギャラリー共栄窯」を覗いて見ました。 若手の作家さん達の個性のある作品が展示され 奥にはガラス展が開催中 3人展。  ちょっと休憩お茶を飲んで一休み。
最後に「ギャラリー陶美園」に立ち寄り今日始めてお会いした作家さんの作品を拝見して、 1000年の歴史がある陶器の町
常滑の散歩をおえることにしました。  日本六古窯の一つがここ常滑 瀬戸 越前 信楽 丹波 備前です。
「うつわやの小さな発見」